壁に耳あり

医者ならだれでも知ってる話で、
「解剖実習中に、献体の耳を壁に当てて、『壁に耳あり』と言った学生」
というのがある。
まあ、これは都市伝説のたぐいだと、思ってた。


ところが、新潮45,2009.2,26Pで、
養老孟司先生が、


>たとえば解剖は現場の仕事ですからこういうことがあるんです。某私立大学のことですが、解剖がある程度進んだ段階で、学生が、切り離された耳を壁に張って、「壁に耳あり」と言った。その学生は不謹慎だということで退学になった。


と述べている。
「某私立大学」とか、リアリティのある言い方なので、事実なのだろうか。
あるいは、売れっ子になって以来、養老先生は適当なことをいうのが増えたので、これも根拠なきリップサービスだろうか。


なぞ。