性同一性障害:「戸籍の性別を変えやすく」−−生駒でフォーラム /奈良

http://mainichi.jp/area/nara/news/20080225ddlk29040208000c.html
性同一性障害:「戸籍の性別を変えやすく」−−生駒でフォーラム /奈良
 ◇「子なし要件」日本だけ

 ◇当事者、いじめ受けた体験語る

 性同一性障害GID)を抱える人が戸籍の性別を変える要件の緩和を求めるフォーラム「性同一性障害特例法の改正を求めて」が24日、生駒市内で開かれた。同市在住の当事者で会社員の森村さやかさん(47)=通称=が、参加者約20人を前に、子どもがいないことを性別変更の要件とする性同一性障害者性別取扱特例法の「子なし要件」を全廃するよう訴えた。

 戸籍の性別は男性だが、女性として暮らす森村さんは「病院で保険証を出すと、『ご主人の物ではありませんか』と言われて苦慮する。市内の病院には行かない」と生活上の支障を訴えた。いじめを受けた経験に触れ、「逃げるためには、男らしくならないといけない。そう思う中で結婚した。性同一性障害の言葉を知ったのは離婚した後」と語った。

 パネリストを務めた大島俊之・九州国際大教授(民法)は「世界で『子なし要件』があるのは日本だけ。立法を進める韓国にも悪影響が及んでいる」と指摘。小笹浩樹・生駒市議は「学校教育の中で性同一性障害について正確な知識を伝えるべきだ」と話した。

 フォーラムに参加した中村哲治参院議員(民主)は「法改正のためには、子なし要件が子どもの福祉にとってマイナスになっている具体的な事例を調べる必要がある」と語った。【高瀬浩平】

毎日新聞 2008年2月25日


http://tezj.jp/modules/myalbum/photo.php?lid=59&cid=3
中村てつじ
フォーラムの写真あり。


おざさ浩樹
http://www.ozasa-hiroki.com/
サイトに7色の色鉛筆あり。