性同一性障害:特例法改正、「子なし要件」見直し要望 市議会が意見書可決 /奈良

http://mainichi.jp/area/nara/news/20071222ddlk29040283000c.html
性同一性障害:特例法改正、「子なし要件」見直し要望 市議会が意見書可決 /奈良
 生駒市議会は21日、性同一性障害者性別取扱特例法(GID特例法)の改正を求める意見書を全会一致で可決した。「子どもがいないこと」を戸籍の性別変更の要件としている特例法の「子なし要件」を見直すよう求めている。

 意見書は小笹浩樹市議ら民主党市民連合の3人が議員提案。「子どもを持つ性同一性障害者は性別変更の道が閉ざされ、多くの当事者が社会生活で差別的な取り扱いを余儀なくされている」とし、可能な限り要件を見直すよう求めた。

 04年7月施行の特例法は、施行後3年をめどに見直すとしている。性同一性障害の当事者で、生駒市の会社員、森村さやかさん(47)は「県内すべての議会に働きかけ、国会議員に法改正を訴えたい」と意気込んでいる。【高瀬浩平】

毎日新聞 2007年12月22日