特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」

特別展「レオナルド・ダ・ヴィンチ ― 天才の実像」に行く。
http://www.leonardo2007.jp/

予想外に空いていて、「受胎告知」をほぼかぶりつきで10分ぐらい眺められる。

後のダヴィンチ的要素は随所にあるが、すごいのはやはり、天使の羽。
めちゃめちゃリアルで、天使ではなく、鳥人間をダヴィンチは描きたかったんだろう。
ただリアルさがかえって、顰蹙ととなり、駄作さを生み出している。


漫画のデビルマンシレーヌは萌えだが、実写版映画のシレーヌはがっかり見たいな感じか。


あと後半の展示なども見て感じたのは。
ダヴィンチは、物事の形態が変わっていくことに大いなる関心があり。
鳥人間とか、馬人間にも関心があり。


そう考えると人生後半の性転換願望は、単なるジェンダーの問題というより、彼の持つ広範な「転換・変身願望」のひとつのジャンルに過ぎないと思えた。
老人男性の顔なんかはことさらグロテスクに描いているので、醜悪な老人男性化する自分に対しての答えが、若い女性への変換願望として現れた、という感じか。

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