クルンテープの日々6.コップクンカッ

annojo2006-11-04


最終日。
一番楽しみにしていた、シンポジウム「Sociocultural Perspective of Sex Change Operation」(性転換手術への社会文化的展望)、始まる。
タイのかたがたによるシンポ。
壇上には若い地元タイのMTFのかたがた。


タイ語でのやり取りを英語に同時通訳していて、かなり聞き取りにくかったが。
Floorからのコメントも含めてこんな感じだったか。


「SRSをして満足している」
「SRSはするつもりはない。男とは女とは何なのか」


「世間はわたしたちをトランスジェンダーとしてしか見てくれない。わたしはトランスジェンダーとしてではなく、女性としてみてほしい」
「カトゥーイと呼ばれるよりは、トランスジェンダーのほうがいい」


「差別がなくなってほしい。就職も限られたものしかない。」
「IDの性別も変えられるようになってほしい。病院で保険証を出したらびっくりされる」
「昨日の発表によると日本でも法的性別が変えられるようになったそうだ。タイでも変えられるようになってほしい」


という感じで議論の中身も含めて、日本と似た感じでした。
ただ、FTMの姿が見えないのが不思議だった。
あまりいないようなことをいっていた。


その後ランチの時などにもしつこく話を聞き。
タイでは、公的な病院で手術すると、値段は高くないが、精神科の診断などで数年要するという。
個人経営の病院だと、早く手術できるが値段が高いという。


そんな感じでおなかいっぱいになり、学会も無事終わり、夜帰国の飛行機に乗る。
コップクンカッでした。