某書文庫化?


メール見てたら、昔書いた某書を文庫化したいというオファーが来ていた。
正直言って、昔の本を文庫化というのは、多岐川裕美にとって「聖獣学園」を、田中美佐子にとって「ダイアモンドは傷つかない」をDVD化するような話で、かなりはずかしい。


だいたい、本というものは、書いているときは、躁状態というか憑依状態というか、
「これはなんと面白いんだ。なんとすばらしい着想だ。」
と乗り乗りに自分に酔いしれて、あっという間に書き上げてしまうのだが。
テンションが下がった後には
「なんてくだらないものを書いてしまったのだ。人目につかないといいが。」
と恥ずかしい気持ちでいっぱいになる。


それをいまさら文庫化といわれても。
うーむ。