「キングダム・オブ・ヘブン」

近所のビデオ屋は、新作は、1泊2日で350円、2泊3日で400円。
で、一泊2日で借りるのだが、次の日に返し忘れて、その次の日に返してしまうことがある。


すると延泊料金320円払わされてしまう。
合計670円だ。


そんなことなら、最初から400円払っておけば良かったと激しく後悔する。
差額270円は金額としてはさほどのことはないが、与える心理的ダメージは、はかりしれない。


それはともかく。2泊してしまった「キングダム・オブ・ヘブン」を見る。

ストーリーは、毎度おなじみ、英雄物語


田舎の若者が、旅に出て、師匠から学び、苦難に打ち勝ち、姫と結婚し、故郷に帰る。
実にワンパターン。
で、師匠役が、リーアム・ニーソンなわけだが、スター・ウォーズクワイガンジンと、役柄がまったくおなじで、二つの映画の区別がつかなくなる。
まあ、キンゼイ役として、ハウツーセックス教えられても困るかもしれないが。


ストーリー的には、中学の世界史の授業のときから胡散臭いと思ってた、十字軍の胡散臭さが、きちんと描かれていて良かった。
イスラム帝国の偉大さも描かれていた点も良い。


ただ、主人公がなぜ活躍できたかが不可解。
鍛冶屋だったので、技術系が得意だったのは良しとしても、剣の達人だったり、カリスマ的リーダーになりうる点は理解不能


「彼は神から選ばれたものだから」なんだろうけど。
まあ、ジャンヌダルクでも、マザー・テレサでも、神から選ばれれば、何でもできてしまうわけで。
この辺の感覚は、異教徒の私には理解不能


「小さい頃から修行に明け暮れたから」剣の達人である、「あずみ」の方が、よほど共感可能。