男性の摂食障害の臨床的特徴とセクシュアリティ/ジェンダー

男性の摂食障害の臨床的特徴とセクシュアリティ/ジェンダー
加茂登志子
精神科治療学 第20巻8号  2005年8月


抄録のURL
http://www.seiwa-pb.co.jp/search/bo01/bo0102/bn/20/08u.html#7


>男性ボディビルダーと男性例のボディイメージの類似性は頻繁に指摘されており、
>男性ボディビルダーは、男性摂食障害群とほぼ同等に強迫性を有し、肉体的な不満足を訴え、性的関心に乏しかった。


>米国の男性摂食障害者における同性愛者の割合はおよそ25%前後と見積もられている。
>女性例における同性愛者は2〜4%にすぎず、


>男性同性愛者やボディビルダーは、若い女異性愛者における摂食障害例と同様に、何にも増して容貌重視の価値基準とそれに永遠に到達しない非力な自分との葛藤のなかに置かれているのである。


>さらに言えば、両者(女性例と男性同性愛者例)の共通点は性を問わず、男性愛者であるということも可能かもしれない。