「性転換」判事によって判決違う

2005.6.7中央日報



「性転換」判事によって判決違う


最近、性別変更を望む性転換者らの戸籍訂正申請が相次ぐ中、裁判所は苦しい局面に立たされている。

申請者らの境遇と人権を考慮すれば許可すべきだが、容易に許可した場合、性的価値観と法的安全性が揺れると憂慮している。

人権団体らは国内のトランスジェンダーを少なくとも4000人、多くて1万人と推算している。このうち、性転換者の数字は集計されていない。

5日、裁判所によると2000〜2004年、性転換者の81件が戸籍訂正(性別変更)を申請し、41件が許可された。2002年、芸能人ハリス氏の申請が受け入れられてからどんどん増える傾向だ。

これに対し、性別変更許可が判事らの裁量と価値観に左右されているという批判も提起されている。

2000〜2004年光州(クァンジュ)地方裁判所では申請全11件のうち9件が許可されたが、釜山(プサン地方裁判所では13件中3件しか受け入れられなかった。ソウル家庭裁判所では、ファン・インヘン弁護士が裁判長として在職した2002〜2003年に6件を許可しが、昨年初めに就任したソン・ギホン裁判長は、これまで申請された4件すべてを棄却している。

このように裁判所または判事によって判断が違うというのは、性転換者らの性別変更についての統一基準がないためだ。戸籍訂正申請は原、被告が争う刑事、民事事件と違い、裁判所が許可すれば異義を提起する相手方はなく、これまで最高裁判所の判断を受ける機会はなかった。

韓国性的少数者文化人権センターのハン・チェユン副代表は「裁判所が保守的な判断を下し続ける場合、性転換者の性別訂正を許容させる立法運動を行う」と話している。

2005.06.07 09:27:24

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=64286&servcode=400§code=400