年内に教育プログラム素案 性犯罪者の再犯防止研究会 [ 04月28日 20時29分 ]
共同通信
奈良市の女児誘拐殺人事件を契機に関心が高まった性犯罪者の再犯防止をめぐり、受刑者や保護観察中の仮出所者を対象にした教育プログラムを検討する法務省の有識者研究会が28日、初会合を開き、12月までに素案を固めることで合意した。
研究会のメンバーは、東京都精神医学総合研究所の妹尾栄一・副参事研究員ら8人。
南野知恵子法相は「性犯罪者の処遇は必ずしも十分といえず、プログラムの充実が急務」とあいさつ。法務省側は刑務所の全般的な収容状況や、性犯罪による受刑者や仮出所者に対して実施している教育内容を紹介した。英米での性犯罪の再発防止教育なども報告された。
http://www.excite.co.jp/News/society/20050428202902/Kyodo_20050428a484010s20050428202907.html
性犯罪の再犯防止プログラム、年内に素案・法務省研究会
性犯罪者の再犯防止のための体系的なプログラムを作る「性犯罪者処遇プログラム研究会」の第一回会合が28日、法務省で開かれた。年度内の完成に向け、今後、刑務所の視察や、国内外の専門家からのヒアリングなどを行い、年内に素案をまとめることが決まった。
初会合には、妹尾栄一・東京都精神医学総合研究所副参事研究員ら臨床心理や犯罪学などの専門家が出席。性犯罪受刑者や保護観察中の仮釈放者らの処遇の現状や、同省が調査した海外の実情について説明を受けた。
昨年起きた奈良の女児誘拐殺人事件で起訴された被告が、過去にも幼女を狙った性犯罪を起こしていたことなどをきっかけに、法務省は科学的で体系的な処遇プログラムの策定を目指している。 (20:00
http://www.nikkei.co.jp/news/shakai/20050428AT1G2802K28042005.html