男性非行少年のセクシャリティ


まず、リンク関係2つ。


下記URLの「yahoo!news 性同一性障害」がリンク切れになっていた。
もはや、yahooからは性同一性障害は、「ニュースの価値なし」と見捨てられてしまったのだろうか・・・。
http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/gender_identity_disorders/


真木柾鷹様の、第7回GID研究会報告拝見。すばらしい。
http://akita.cool.ne.jp/esto/NO.7GID.htm


それはさておき。
「男性非行少年のセクシャリティ ―行動・知識・意識面からの一考察―」を読む。


門本泉、大木桃代、卜部敬康:犯罪心理学研究第36巻第1号、23-32,1998


興味深いこと多々。


対象
非行少年群:少年鑑別所入所男子少年、16,7歳62名(性非行に限らず)
一般高校生群:関西普通私立高校2年生68名
この2群の比較


まず異性との、交際、性行為の経験。


一般高校生
交際経験あり:55.9%
キス :27.9%
ペッティング:23.5%
性交 :20.5%


非行少年
交際経験あり:95.2%
キス :83.9%
ペッティング:85.5%
性交 :91.9%


というのが結果。
一般高校生群のほうは、地域や学校や質問の方法で多少の上下はあろうが、だいたいそんなもの。
驚くべきは非行少年群。
交際経験の多さもさることながら、最大の特徴は
「キスより性交経験者のほうが多い」
こと。


普通は、キス、ペッティング、セックス、と順番に少なくなっていきそうなものだが。


解釈としては、
1. 質問を誤解し、キスと性交経験両方あれば、性交経験ありと答え、キス経験ありとは答えなかったものがいる。


というのものあるかもしれないが。


2. 非行少年では、キスを飛び越えて、いきなり性交したり、キスと性交を同時にするものが多い。


という解釈も有力だ。
個人的には、キス、ペッティング、性交と、少しずつ進んでいったほうが、愛がはぐくまれると思うのだが・・。


この論文研究明日以降に多分続く。