個人的には、前から知ってる文献だけど。
でも一般的には、そんなに知られていないし。
昨日メモした星野仁彦先生の書かれた文献ということでメモ。
精神医学用語解説 142.子どもの性別同一性障害
星野仁彦
臨床精神医学 第25巻第10号1254-1256,1996
>子どもの性別同一性障害の症例
〔症例〕15歳 男子
>小学6年生の頃から近所の留守宅に侵入し、女性ものの下着、ブラジャーやポルノ雑誌を盗んできて、下着を身に着けながらオナニーをするようになった。
>「女の人の下着のいい臭いを嗅ぐとオチンチンが大きくなるの。若い女の人のパンティーとかブラジャーを選んで盗んでくるの。オバアサンの下着は興味がないの」
>WISC-R知能検査では、VIQ96、PIQ82、TIQ88であり、正常範囲の下限であった。
ということで、「子どもの性別同一性障害の症例」と呼ぶには、かなり無理がある気もするが・・・
まあ、この10年間で日本の性同一性障害理解もだいぶ変化したということで。