生瀬克己

見世物小屋の文化史」で、生瀬克己論文が良かったので、関連書籍二冊読む。

「日本の障害者の歴史―近世篇」は、江戸時代の文献を中心に、障害者の扱いを研究。
時に保護されたり、時に見世物になったり。
非常にアカデミックな1冊。

「障害者と差別語―健常者への問いかけ」は、当事者等の論文集。
多かったのが、「かわいそうね」的発言が一番いやだという主張。
興味深かったのは、60〜61pの、脳性マヒの障害者、津野田真理子さんの言葉の定義。

リハビリ:
>「機能回復訓練と称する、障害児・者に対する健全者幻想に基づく強制的訓練」

オペ:
>「整形外科手術のこと。矯正と称し、骨を削り、鉄板を埋め込み筋肉を移植するという、ムチャクチャな手術」

ちょっと、「Read My Lips」っぽい。

どの業界も似たような問題があるということで。