精神科
第35巻 特別増刊号 (Suppl.1)
精神科診療マニュアル
【XIII.性別違和・性機能不全】性別違和
大阪医科大学神経精神医学 康 純…487
【XIII.性別違和・性機能不全】性機能不全
はりまメンタルクリニック 針間克己…493-496
http://www.kahyo.com/resources/cont/SEzo201907-35S1-cont.pdf
精神科
第35巻 特別増刊号 (Suppl.1)
精神科診療マニュアル
【XIII.性別違和・性機能不全】性別違和
大阪医科大学神経精神医学 康 純…487
【XIII.性別違和・性機能不全】性機能不全
はりまメンタルクリニック 針間克己…493-496
http://www.kahyo.com/resources/cont/SEzo201907-35S1-cont.pdf
「パパは女子高生だった――女の子だったパパが最高裁で逆転勝訴してつかんだ家族のカタチ」拝読。
性同一性障害特例法で戸籍の性別を女性から男性に変更し、女性と結婚。非配偶者間人工授精(AID)で妻が産んだ子を嫡出子として認められず。最高裁で逆転勝訴。
と書くと、何かいかめしい裁判闘争記録のように思えるが、読むといい意味で期待を裏切る。
中身のメインは暖かい家族の気持ちの交流を描いている。思弁的には特別な家族に思えるが、この本を読めば、ああ暖かい家族なんだなと思える。この暖かさが、司法を動かしたのか。
あと妻側の視点からも書かれたのにはっとさせられた。父親ばかりに注目が集まるが、母親もいろいろ考えるところは当然あったのだなと。
でも実は、一番印象に残ったのは、150ページにあった二人のデート場所。ディズニーランドやUSJとともに「伊賀の里もくもく手づくりファーム」という場所があげられていた。いったいどこだよ、そこ。
パパは女子高生だった――女の子だったパパが最高裁で逆転勝訴してつかんだ家族のカタチ
『サタデーナイト・チャーチ -夢を歌う場所-』を見る。
ニューヨークに実際にあるThe Church of St. Luke in the Fieldsが土曜日にしているlgbt 支援プログラムをテーマにした映画。
https://stlukeinthefields.org/
主人公は葛藤しているトランス女性。
ミュージカルなのか、時々歌や踊りが入り、ちょっと変だが、まあ主人公の葛藤やストレス下の解離を表現していると思えば、まあいいだろう。
全体としてはよい映画だと思ったが。
主人公が女性として強くidentityを感じるハイライトのシーンで、日本語字幕歌詞が「I」を「私」でなく、「僕」となっているのはひどすぎた。訳者はちゃんと映画を見ているのだろうか。
あと、アメリカトランス映画では、トランス女性の象徴としてハイヒールが必ず出てくるが、日本ではそんなにハイヒールのこだわりはないな。文化の違い?
映画タイトル、原題は『Saturday Church』なのに、日本語ではなぜかナイトがついている。
サタデーナイトフィーバーの威光はいまだ衰えず、ということか。